最近、何度か話題にしている段ボール遊びに関するエピソードです。
段ボール箱はよい遊び道具になり、いろいろな用途に使われています。
その段ボール、遊んでいるうちに、途中から一応の所有者が決まることがあります。
段ボールカッターで「窓を作る」加工をした場合など、
なんとなく、その子が作ったからその子のもの・・・という認識になっていきます。
一日の終わりに、所有する段ボールを保存しておいてほしい場合はどこかに名前を書いておきます。
そうしないと、ボロボロの箱とみなされ、資源ごみに出されてしまうので(笑)
ある日、2年生のKくんが自分の段ボール箱に名前を書いておきました。
数日後、その箱をKくんの物と気づかずに、かぶって、ロボットに扮していたSくん。
その日、たくさんの子がロボットめがけて戦いを挑むような遊びが展開され、
段ボールはさらにボロボロになってしまいました。
「あれ、これはKくんの段ボールじゃない?勝手に使って大丈夫?」と私が途中で気が付いて、
名前をみつけて「やっぱりそうだ!」と判明しましたが、時すでに遅し。
一部が破れて箱の形ではなくなっていました(;'∀')
ロボットになっていたSくんと相談して、できる限り修理して謝ろうということにしました。
けれど、Sくんが次に来所する予定は一週間後・・・そこで、お手紙を書きました。
Sくんはすらすらとお手紙を書きあげ、段ボールにつけておきました。
2、3日経って、Kくんはあのお手紙に気づいたかな?と
段ボールに貼りっぱなしのお手紙を見てみると、
Kくんからの「いいよ」というメッセージが書かれていました。
素直な気持ちを言葉でちゃんと伝えあっている子どもたち・・・。
なんだか心がぽっとあったかくなりました。
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