子どもたちって、日々いろいろなことに興味津々なので、思わぬことを考えつきますね。
子どもたちが、広場で見つけた蟻を手のひらに乗せて遊んでいました。
そのうちに、誰が言い出したのか、「蟻さんをプールに入れて泳がせよう〜!」ということに。
ちょっと様子をみていたのですが、本当になみなみと水の溜まった広場の排水溝に蟻をいれようとしています。生きもの好きの私はつい「蟻は泳げないから、溺れて死んじゃうよ」と口を挟んでしまいました。
すると、それまで泳がせる気満々だったHくんが、「えっ?それじゃやめよう!」と言い出しました。ふだんのHくんは自己主張することは少なく、いつもニコニコしている男の子。それが、大きな声で「だめ、だめ!泳げないから!死んじゃうからかわいそうだよ!だめ!やめよう‼︎」と一生懸命みんなに言って回りました。
ほかのみんなはかなりやりたそうでしたが、熱意が伝わり、蟻さんのプール体験はなくなり、植込みに戻されました。
嬉しそうなHくん。蟻さんもホッとしたかな?(笑)
Hくんの優しいきもちが垣間見えて、心が温まったできごとでした。
広場で遊ぶそらまめっこたち。
子どもたちならではの目線で色々なものを発見しています!