そらまめで流行っているセミの抜け殻集め。 そらまめ前の広場に繰り出して行っては抜け殻を探して、大事に持って戻ってきます。 それはちょっと参加せずにはいられない、虫好きな私。 一緒に広場に出て子どもたちに… 「セミの抜け殻を見つける時はね…地面を見てごらん。 この穴はセミの幼虫が出てきた穴だからね、この穴があれば、近くにセミの抜け殻があるはず!」なんて得意気に講釈をたれてみました(笑) 「この穴は小さいね」「それはアリの巣だね」なんて、ちょっとズッコケそうな会話もしつつ結構な数の抜け殻を集めることが出来ました。 子どもの頃には、セミの羽化を見つけると近所の友だちが呼びに来たり、友だちを呼びに行ったりしてみんなで羽化をジーッと見守ったりしました。 抜け殻になる前の、あのカタチのセミの幼虫がもぞもぞと歩いて木を登り、安定の良い所で止まり、背中から割れて出て来ます。 抜け殻の中をよく見ると、糸が1本あるのがわかるのですが、それにぶら下がるようにして、身体を安定させ羽を伸ばしていくのです。そして、じっと動かずに羽が完全に乾くのを待つのですが、そこで羽が曲がったり、くっついてしまったり、伸びなかったりというハプニングが起こると、羽化の失敗。セミも命を落としてしまいます。 (一度お節介をして、羽化の邪魔をしてしまい、罪悪感で眠れない事態に陥ったことがあり、ドキドキする瞬間です) 羽化が始まるのはたいてい夕方。 そらまめっ子と、抜け殻ではない幼虫に出会い、羽化の観察が出来るといいなぁ、と思っている生き物係でした。
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